Until you can see the world of love and the sea.

愛と海の世界観ができるまで

海を愛するダイバーでありサーファーである下濵美久は、鹿児島の経営者の家系に生まれ海を見て育つ。倒産や家庭崩壊の経験から、「生命エネルギーの循環(栄枯盛衰)」エロス、タナトス、トーラス(√(x^2+y^2)-R)^2+z^2=r^2を、朝の瞑想を通して宇宙視点から捉える。

沖縄県宮古島や東京都小笠原諸島など日本各地の島々へ滞在、海の外側と内側との両面から観察し、カプセル化された地層と神(愛)の意識を描く。

陰と陽、男と女、月と太陽、前世と現世、時間が存在しない対極の2つの世界を高い位置から見下ろすと、この世界を構成する色即是空「粒」と「波」の全ての繋がりは、母なる愛の海のように私の目には映る。1940年ジャクソンポロックを代表とする抽象表現主義のように無意識で絵を描き、全てを赦して愛する感覚を伝えている。

下濵美久の絵画は、従来の絵画の手法を壊す具体美術協会(日本における抽象表現主義)と後期印象派ゴッホの絵具の盛り上げに強い影響を受けている。絵の具という物質がなぜ存在するのか、物質・時間・数という分断された概念を人はなぜ認識しているのかという強烈な社会への問いかけである。

資本主義とサスティナブルが交差する現在、コロナショックの影響でさらにパラダイムシフトは進む。この時代に生まれたミレニアル世代である下濵美久は、社会の二極化を目の当たりにする。権力・支配・物質的快楽を求めてしまう性と、見えない繋がりを感じる自然崇拝である。その狭間の矛盾した時代こそアート思考が流行した所以ではないだろうか。

1600年頃のイースター島にて制作意欲による競争で環境破壊がおこり生態系が崩壊したように(諸説あり)、現在多くの人々がアート制作を始め、やがてアートバブルは弾け、大量のアート作品が破棄される未来もあるだろう。その過渡期にいる我々は、いずれ物質は捨てられても、時代を進める為に宇宙からのメッセージを絵で人々に伝える義務がある。

 

   

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